ステージ終わりに飲む氷結は最高に美味い
最近家族との晩酌で缶チューハイの氷結が出てくることがあります。
その日の疲れを流し込むように氷結をあおると、あることが頭によぎりました。
「吹部時代、終演後の打ち上げで飲む氷結は最高だったなぁ…」
という訳で今回は補正マシマシの高専吹部での思い出話を書いていきます。
高専に入学して5年目の夏に私は寮暮らしをやめて、一人暮らしを始めました。年齢的には20歳になる歳の夏ですね。
正直寮も悪くなかったのですが一人暮らしの自由が欲しく、アルバイトをするという条件のもと親から許可が下りました。
その話が冒頭にどう結び付くのかということですが、借りたアパートの部屋を打ち上げ会場にしょっちゅうしてたんですよね(笑)
吹部での公演が終わると、高頻度で人を集めては打ち上げと称して宅飲みをしていました。
アパートの立地は学校から徒歩3分、学校付近に駐車場を借りていれば誰でも簡単に来られましたし翌日講義があってもすぐ登校できました。今思うとたまり場に好立地すぎますね。
その打ち上げの場で私が好んで飲んでいたのが氷結でした。
当初はビールは苦く感じて飲めず、チューハイの中でもスタンダードなものだからという平凡な理由で選んでいたと思います。
ですがある公演の打ち上げで飲んだ氷結がとても美味しくて、以来氷結を特に気に入って飲むようになりました。
水泳部とのコラボ公演です。コラボ内容としてはプールサイドでシンクロの音楽を吹奏楽部が演奏し、それに合わせて水泳部がシンクロの演目をするというものです。*1
もう何年も前の公演になりますが鮮明に思い出せる曲目があります。
スカパラの「Paradise Has No Border」です。
さかなクンや志村けんが演奏したことでも有名な氷結のCMソングです。
もちろん吹奏楽編曲したものを演奏した*2のですが、とにかくアガりましたね(笑)
冒頭からトランペットとトロンボーンのSoliが熱いです。常時ハイテンションで突き抜けていくこの曲が今でも忘れられません。
そしてこの曲を吹き終わった時に強く思ったのです。
「今日の打ち上げは絶対に氷結を飲もう」
そうして公演が終わった後に、打ち上げと称してメンツをアパートに集めて氷結で乾杯しました。
炎天下での演奏で火照った体に染み渡る冷えた氷結、ステージを共にした仲間と同じお酒を飲み公演を振り返るのは最高でした。
「今まで飲んだお酒で一番おいしかったのは?」と聞かれたら、この日飲んだ氷結だと答えます。*3
今ではもう高専吹部の打ち上げで乾杯することはできません。ですが今後楽器を購入し楽団に入った時には、また新たな仲間と乾杯できたらなと思います。