主観全開で高専生活の特長を書いてみる
こないだの土曜日に地元の友人とスタバで対談?をしてきました。近況報告やとりとめのない話をしてきたのですが、会ったついでに「なんかブログのネタある?」と聞いてみました。そしたら
「高専の特徴についてかいてみたら」
と言われました。
友人は塾講師をしているのですが、そのような記事があれば生徒に高専を紹介する時の参考なるとのことでした。
私としても高専生活を振り返ってみることは興味が湧いたため書いてみることにしました。
この記事では7年間の高専生活で印象的だった点や高校大学と違いを感じた点を書いていきたいと思います。
はじめに
本題に入る前に軽く高専関係の略歴を書いておきます。
- 2013年4月:本科(電気系)入学
- 2018年3月:本科卒業
- 2018年4月:専攻科入学
- 2020年3月:専攻科修了、学位取得
本編
数学と物理の進み方が速い
これらは専門科目の理解に必要なため、とにかく詰め込まれます。数学においては高校3年間でやる内容を2年半でやって、早々に大学レベルの内容も扱います。
入学前には数学に自信があったのですが、最初のテストで赤点を取ったことは今でも覚えています。物理に関しては再試の人数が多すぎて教室に入りきらず、大きな講義室で再試が行われるなんて事件もありました。
一方で文系科目が少ない、大学受験がないという点は高校よりも楽なところだと思います。
あくまで技術者を育てる学校
学年が上がると実験実習が増え、実際に手を動かして作業することが多くなります。そのため機器の扱いや知識など実践的な技術が身に着きます。
一方で研究機関としては、資金や設備の面から大学の方が優れていると感じました。そのため同じ理系でも研究者になりたいなら、高校から大学に進学した方がいいと思います。
本科卒業から大学編入、専攻科修了から院編入など、高専から研究者も目指せなくもないですが
5(+2)年制という独特な枠組み
こんなに学年の幅が広いのは高専だけだと思います。部活や寮などに入れば、高校や大学では得られない縦の繋がりが出来ます。
また長い間進路選択をする必要が無く学生で校則の縛りが緩いため、様々な活動が出来ます。
バイトや部活はもちろん、留学や地域貢献など多種多様な選択肢があります。大学も同じやろって言われるかもしれないけど、15歳からそれに近い自由が得られるってことで
留年率は高い
自由には責任が伴います。赤点は60点ですし、規定の単位数を落とせばすぐ留年します。再試験など救済措置がないわけではないですが、しっかりと単位数や成績を管理することが入学してすぐに求められます。
教育の専門性が高いという事は人によって、合う合わないの差が激しいということです。入ってみたら自分には合わず、モチベーションがなくなり留年なんてのはよくある話です。
どんな人に高専はおすすめ?
振り返っていたら疲れてきたため最後に見出しの疑問に答えて終わりにしたいと思います。
- ものづくりないし、理系科目の学習を苦に感じない人
- 学会など研究の場で輝く研究者よりも現場や実践で輝く技術者になりたい人
- 中学の環境から一新して、高校進学というレールから外れてみたい人
ちなみに私は中学時代に辛い体験をしたので、最後のパターンでした(笑)